東戸塚地区センターのブログ

東戸塚地区センターは[公益社団法人とつか区民活動支援協会」が管理運営をしています

心穏やかな時間・・・〈講座レポート〉

厳しかった残暑もようやく落ち着き、秋の気配が感じられるようになりました。9月~10月にかけて、東戸塚地区センターでは「写経」と「茶道」を体験できる講座を開催し、ご参加の皆さまにゆったりと心が安らぐような時間をお過ごしいただきました。

◆大人の手習い 写経のすすめ

信楽乗蓮寺の副住職、鎌倉長谷寺の顧問僧侶でいらっしゃる服部大湧様をお招きし、長谷寺の「延命十句観音経」の写経を行いました。「延命十句観音経」は42文字。服部様が「字のうまい下手ではなく、正しい気持ちと正しい姿勢で、一文字一文字心を込めて書くことが大切。」とお話しくださり、皆さまの緊張もほぐれたようです。

写経を行っている間の静けさはとても心地よく、忙しい日常を忘れて精神を集中させることができるひとときとなりました。写経の成り立ちや観音経の意味についてもお伺いすることができ、最後には服部様が観音経を唱えてくださり合掌。

お帰りになられるときの、参加者の皆さまの柔らかな表情がとても印象的でした。後日、服部様からは「お預かりした写経を長谷寺に納めました。」とご連絡をいただきました。

◆秋の和やか茶道入門

9月からスタートした茶道入門。10月4日に4回目となる最後のお稽古が終了しました。講座の中で皆さま苦労されていたのが、帛紗のさばき方。道具を清めるために使う帛紗は、何度も畳んだり広げたりします。さばき方をお隣の方と教え合う場面も・・・和気あいあいとお稽古が進んでいきました。

最終回は2人1組でお点前を披露。これまでに教えていただいた所作や流れを思い出しながらお茶を点てて振舞いました。

先生の気さくなお人柄と、美味しいお茶とお菓子・・・終始和やかな雰囲気の茶道入門となりました。